2017.07.18
お年を取ると少しの段差でなぜ躓くか?
脚を上げて歩こうとしたり、物を跨ろうとして転倒したり躓いて転倒しそうになった事はありませんか?
私も病院のリハビリにて歩行訓練を指導している時に患者様に「脚を上げて」と言っておりましたが間違った指導していたとここ数年で思うようになりました。
足を上げているのに躓いた、ロープを跨ろうとして引っかかったなどの患者様の声を聞いていると疑問を感じ色々と監査して行くと足を上げるとつま先が下垂すると言う結論が出てきました。
なぜ下垂するのか、転倒しないで歩く方法は無いのか、考えて私なりの結論にたどり着いた事についてお話いたします。
脚を上げる動さは屈筋に曲がりなさいと命令を送ります、その時に連動作用にてヒラメ筋も同じ様に作動して爪先が下垂してしまうのでは無いのか?意志がはっきりと大腿は屈筋、下腿は伸筋と働く様に命令すると別々に作動しますが漠然と上げろと命令すると下垂します。
我々は歩く事は無意識にしている動作でただ漠然と上げろと命令し、爪先が下垂するのではないでしょうか?
でも考えて歩く事は不可能で、どうすればこけずに歩けるのか?考えて現在は足を上げずにつま先を上げる様に指導しています。 丁度ボールを蹴る様な動作をする事により爪先から始動して脚を前に振り出すことが出来上半身で反動を付けずに歩け、爪先が引っかかる事もなくなりました。
脚を挙げる事にとらわれ過ぎずに如何すれば転倒しないか、如何すれば歩き易いかを考え色々と考えて行きたいと思います。
サポート整骨院
大阪府大阪市天王寺区生玉前町4-29
06-7164-2957
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